会の立ち上げに向けて意見交換をしている中で、現場の先生方から「ぜひ若い先生方にも参加してもらえる会にしたい」という声をいただきました。
そして、「経験の浅い先生でも、そうでなくても、授業づくりについて相談する時間が取れるといいですね」という提案がありました。
専門的に教科教育について学び合う研究会はいくつかあるのだけれど、その少し手前の段階で学ぶ機会があまり無いのではないか、という問題意識があるようです。
実践力のある先生方にはどんどん仕事が集まってくる教育界において、経験の浅い先生のことを大切に想っていらしゃって素敵だなぁと感銘を受けました。
そこで、本会では、終わりの数十分を「相談タイム」として設定し、これから実施する予定の授業についてメンバーからアイディアを出してもらえるように計画しています。
どの程度、用意してくるかは相談をお願いする先生のできる範囲で構いません。
教科書と指導書の単元計画をコピーしてくるだけでも大丈夫です。
もちろん、自分なりのプランを考えてきていれば、より多くのことを学べると思います。
校内の公開授業や研修での授業が予定されている方は、その計画に意見をもらうのもよいでしょう。
思えば、自分自身も、若い頃に先輩方からたくさんのことを教わってきました。
特に教科教育については、校外の先輩から学ぶことが多かったように思います(自分はナマイキな後輩だったと反省していますが)。
似たような経験をされてきた先生方も多いのではないでしょうか。
ぜひ、この会も、そういった実践知の共有を大切にしていきたいと考えています。
ちょっと相談にのってほしいなという先生方、遠慮せず、声をあげていただけたら嬉しいです。
(2025年5月)